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執筆者の写真Tetsuya Hirasawa

トレーニングと免疫力

更新日:2020年2月27日

こんにちは!世間ではコロナウイルスで大騒ぎになってます。市川市でもジムで3人が感染し、濃厚接触者が600人とニュースになってました。アップスでは2/15にウイルス対策として空気清浄機を2機に増設し、いち早く対応してまいりました。この空気清浄機がコロナに有効なのかは判りませんが… 運動すると免疫力が落ちて感染しやすくなるんじゃないか?と心配している方々もいらっしゃるみたいです。今回はトレーニングと免疫力についてお話しようと思います。


皆さんご存知の通り、免疫力を上げるのに手っ取り早いのは体温が高くする事です。体温を上げたいと思った時一番最初に思いつくのが「褐色細胞」だと思います。しかし最近の研究ではこの褐色細胞は、身体のごく一部にしか分布していなく、身体を温めるには充分では無い事が判ってきました。私の大好きな東大の「石井直方先生」がこんな研究をしました。

筋量の同じのネズミを2匹、4℃の部屋に入れます。片方のネズミAは褐色細胞を切除し、もう片方Bには何もしませんでした。もし褐色細胞が発熱をして身体を温めているならAは、凍えるはずですが、2匹とも体温の変化は同じでした。


さてここからが本題。

筋肉の中には「サルコリピン」というタンパク質が存在します。実はこの「サルコリピン」未だに良く分かっていない物質ですが、熱産生する事が判っています。ここでまた実験。

同じ筋量のネズミを2匹、サルコリピンを作る遺伝子を壊したネズミAと、普通のネズミB を4℃の部屋に入れました。結果はBのネズミは元気のまま、Aは体温が10分過ぎた頃から下がり始め1時間で動かなくなってしまいました。

皆さん、筋肉質の人が廻りの人達に比べてやたらと汗かいている光景を見たことありませんか?

つまり、筋肉が多ければ「サルコリピン」も多く、熱産生も多い訳です。


さて、ここで市川のジムに話は戻します。もし、筋肉を鍛える/刺激を与える事をメインにしているジムでしたら、常連の会員様は筋量も多く免疫力が高い事が予想されます。しかし、娯楽メインのスタジオレッスンや入浴施設のある施設だったらどうでしょうか?あいにく現段階ではそのジムのHPのアクセスが集中していて確認できませんでしたが、前者である事を願うばかりです。

「転ばぬ先の杖」

皆さんも日頃からトレーニングし筋肉量を増やして、免疫力をアップしていきましょう。

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